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メキシコとキューバ
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    今回の旅で二つの国に行った。最初はメキシコ。本当はメキシコには4日間は滞在する予定だったが、パスポートの「ミス」で往路の1泊と帰路の2泊になってしまった。

     

    メキシコシティは旧市街の中心地、カテドラル広場も歩いたが、どこでも見えるのは警官の姿。数メートルおきに配置されている。中にはライフルで装備している警官の姿も。タクシーの運転手さんによると、犯罪が多く、観光客の安全のために警官を集中的に配置しているのだそうだ。帰路で出会った、日本人ガイドのYさんの話では、観光地のカンクンでも、時おりマフィアの銃撃戦があり、誘拐事件も多発するという。警察とマフィアの癒着も大きい。

    最近も、カンクンで、人の首がさらされる事件があったが、日本では大事件になるが、ここではそうでもないとさらりと言う。背景に貧しいだけではなく格差の大きさがある。

     

    スペインの植民地から独立間もないころに、アメリカによって現在のカリフォルニア州、ニューメキシコ州などはアメリカに併合された。昔、『アラモ砦』というジョン・ウエインやリチャード・ウイドマークという有名な俳優たちが出演した映画があったが、アメリカにとってはヒーロー映画だが、メキシコにとっては侵略された歴史をアメリカ側から作った屈辱的な映画となる。

     

    アメリカとメキシコの国境に「壁をつくれ」とトランプは言うが、実はここはもともとメキシコの人々、もちろん「マヤ」と言われる先住民族も含め、暮らしていた地域。そこをアメリカが軍事力で奪った地域で、もともとメキシコ人が多く住んでいた。そんな歴史を忘れてはならない。

     

    メキシコシティはアメリカ資本が大量に入ってきているが、道路などインフラは整備されているとはとても思えない。カンクンなどスーパーリゾートは別だが。

     

    マヤの人々など、先住民族の人々の貧しさは見ていてつらい。メキシコシティの旧市街には、夜遅くなると数メートルおきにホームレスの人々が横になっていた。中には子どもを連れた母親の姿もあった。民族間の格差の大きさが見える。

     

    下の写真は、キューバの新市街の中心地である。やはり観光客が必ず行くところだが、警官の姿は見えない。一人だけ、女性の軍人?警官?の姿が見えた。

     

    民泊をした宿舎のMさんは、旅行客が襲われた話はほとんど聞かないと話していた。たしかに夜10時ごろ、近くのレストランから旧市街を歩いたが、近所の住民同士が遅くまで、おしゃべりしていた。子どもが遊ぶ姿もあった。上半身裸のおじさんたちが、なにかチェスのようなゲームをしている。町の路地が、コミュニティの交流の場になっているのである。犯罪発生の場ではない。僕が歩いていても、ちらっと見るがそれだけ。

     

    キューバには、ハバナと中部のトリニダに行ったが、道路事情は決してよくはない。インフラの整備は遅れている。車は1950年代の乗用車だけではない。馬も大切な交通手段だ。

     

    しかし、子どもたちにはとてもやさしい。就学前教育から大学まで、給食や教科書を含み、すべて無償。今、日本では、憲法を変えて高等教育を無償に、という政権与党から出ているが、もともと、国はどんなに貧しくても、子どもの教育は無償と言う方針は国の隅々にまで確立している。それだけではない。キューバは多くの中南米の若者たちを留学生として受け入れているが、その学生たちもすべて無償(ただ)である。

     

    国はアメリカの経済制裁(ようするに「いじめ」である)によって社会全体は貧しいのに、犯罪が少ない。その答えは格差にあるように思える。アメリカとの関係がオバマ時代に好転し、観光客も多くなったが、格差がないのである。そして、教育から医療まで、人間が生きていくうえで欠かせない社会資本は整い、しかも金がかからない。安心して生きていける。貧困と格差の中で苦しむ世界で奇跡のような国があった。

     

    キューバになぜ、格差が見えないのか、それは融合の努力にある。キューバはスペイン系の白人(キューバ人と呼ばれる)とアフリカから「運ばれてきた」黒人奴隷だった人々によって構成されている。混血も進んでいる。ところが、カストロやゲバラたちの革命によって、差別はなくなった。民衆から未だにカストロが「フィデル」と呼ばれ、死んだときには国民の多くが涙し、愛されるゆえんもそこにある。格差は社会を分断する。キューバは格差を克服しようという世界の一つのモデルになるかもしれない。

     

     

     

     

    posted by: あおちゃん | - | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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