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辻邦生 『嵯峨野明月記』
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     昨日は、東京で夕方から北海道、余市町にある北星学園余市高校の集会があり、和歌山県精神保健福祉センターの小野善郎さんと香山リカさんのお話を聞いてきた。小野先生(児童精神医)は僕の親しい友人で、一緒に本を作ったり(主役は小野さんだが)、一緒に講演したり、近く残られたら、お酒を飲んだり、最近は孫の話が僕もできるようになったが(僕のお孫さんも5か月になった)、いろいろ一緒に仕事ができる楽しい方である。

     

     余市高校を紹介したのは僕だが、最近はすっかり、余市高校にはまり込んで、とうとう『思春期の育ちと高校教育』という不登校や思春期問題と北星余市高校をつないだ本まで書いてしまった。

     

     もちろん読ませていただいた。『続 移行支援としての高校教育』(いずれも福村出版)を一緒に書かせていただいて、思うことだが、小野さんは本当に精神科医?なのか。疑問は疑うというより、教育研究者ではないかと思えるほどの教育学、高校教育に非常に詳しい方。驚くほかないが、今回の本もその力をいかんなく発揮している。この本では、北星学園余市高校に毎月のように通い、徹底的に子供や教師、地域の取材をして書いている。この本の半分以上は北星学園のことだ。開校以来、いわゆる地域の大変な子どもたちを引き受け、地域の下宿の方々、地域住民と協働で多様な課題を持っている子どもたちを育てる。そんな仕事を引き受けてきた学校に対するオマージュの本である。

     

    『』              

     

     

     

     

     

     

     この数週間、僕が読んできた本は『嵯峨野明月記』。作者の辻邦生(つじくにお)は1999年に亡くなっている。僕が学生のころから、最も愛した作家である。『安土往還』『背教者ユリアヌス』そして『西行花伝』、すべて、ぼくはこころを震わせながら読んだ。西行が愛した待賢門院璋子に会いたさに京都の法金剛院にも出かけた。 

     この本の中心は「嵯峨本」、角倉素庵、本阿弥光悦、俵屋宗達という日本の近世初期に輝く3人の芸術家の合作といってもいい。3人が見た16世紀後半の織田信長の権力から豊臣、徳川と時代は変わるが、3人の芸術家が見た歴史や京都を中心とした人間像を描いている。人間が生きるということをまた考えた。そんな本である。まだ余韻が残っている。

    posted by: あおちゃん | - | 23:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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