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さいたまユースの子ども・若者支援フォーラムにぜひ
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     12月27日(木曜日)の6時半から浦和駅東口のパルコの10階にある浦和コミュニティセンターのホールでこんな集会を開きます。きっかけは、前川喜平さんと対談集(ぼく含め5人)が明石書店から発売(売れているそうです)されて、それでどうせなら対談集会もやってしまおうという「のり」で開催することになりました。

     朝日新聞の氏岡真弓さん(教育に関する知見と丁寧な記事づくりでぼくは日本を代表する教育記者と思っています)も参加していただきます。

     

     お話のテーマは、「子どもの貧困と格差に、教育行政や学校はどう対応してきたのか、課題は何か。これからどう向き合えばいいのか。」を、1980年以降、教育行政の第一線におられた前川喜平さんにお聞きします。教育行政は子どもの世界の貧困格差にどのように対応できるのか、限界はあるのか、しっかり前川さんには話してほしいと思っています。

     

     朝日新聞社の教育担当の記者として、日本の教育を長年見てこられた氏岡真弓さんには、なぜここまで、格差が拡大したのか、日本社会は格差をどう受け止めていると思うのか、朝日新聞社の調査結果を踏まえて、お話していただきます。朝日新聞とベネッセの共同調査では、「日本社会は、格差は自己責任(貧困は自己責任と聞こえてしまいます)」という結果が見えてきましたが、それはなぜか。なぜ、日本は「自己責任」が様々なところで噴き出すのか、そんなことも考えてみたいと思います。

     

     青砥からも、格差の実態と少子化が進む日本社会で子どもたち、若者たちを支える意味を、社会のこれからを考えながらお話します。ぜひ、おいでください。

     

    12月27日のフォーラム

    申し込みは下記のこくちーずのサイト、もしくはメール、FAXでも受け付けています。
    申し込みをお待ちしております。

     

    会場は さいたま市の浦和駅東口徒歩1分の浦和パルコ10階  浦和コミュニティセンター多目的ホールです。

    【こくちーず】
    https://kokucheese.com/event/index/543221/

    【FAX】
    048-829-7562

    【Mail】
    saitama.yn@gmail.com

     

     さいたまユースの活動(ボランティア・ご寄付など)は https://saitamayouthnet.org/ へどうぞ。

    posted by: あおちゃん | - | 11:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    長年応援してきた若者が結婚する
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       関東平野も秋が深まってきました。1年もあっという間に過ぎていきます。ぼくたちの活動も多くの方々が関わる事業になっていきました。

       最近は、さいたま市内の小学生のサッカー教室を開きました。この活動には、若いサッカー選手たちが関わり、小学校の校長先生、地域の自治会長さん、子どもたちに食事を提供してくださっているボランティアの女性たち、小学校で外国からやってきた子どもたちに日本語を教えている先生、ぼくたちの団体のスタッフだけでなく、本当にたくさんの方たちが関わってできた活動です。

       

       ほかの事業も同じで、学習教室も、いくつかの教室には、無報酬で勉強を教えてきていただいている社会人の方々がいます。みなさん、本当に熱心で、しかも一応に、学習支援スキルが高い。思いもあるし、学習も得意。普段はどのようなお仕事をされているか、目にすることは難しいですが、きちんとお仕事をされているんだろうな、と想像しています。

       

       

      昨日はさいたま市から要請されて、母子、父子、寡婦の方々を支援されている関東近県の団体や行政の方々向けの研究会の講師をさせていただいた。多くのひとり親問題に関わって居るかたがたとお話できたことは僕自身の理解も深まる機会になる。感謝でした。さいたま市の子育て支援行政に関わっておられる幹部職員の方々ともこういう機会にお話できる。これも貴重です。いろいろご意見を聞けるのは、うれしいです。

       

       今日は横浜市に拠点を持つK2インターナショナルの30周年記念のお祝いの会に参加します。明日は、10数年前から応援している若者で、僕が高校中退問題を調査研究し始めたころに出会った女性、そのころは16歳だったがもう20代後半になった。その女性の結婚式に招かれているので、お祝いの言葉を話します。

       本当にうれしい。10代は家族も本人も大変だったが、幸せになってほしい。ただそれだけ。良い方と出会ってよかった。

       

       さいたまユースの活動(ボランティア・ご寄付など)は https://saitamayouthnet.org/ へどうぞ。

       

       

      posted by: あおちゃん | - | 12:32 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
      さいたまユースのサッカー教室が始まった
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                                                                   ぼくが住んでいる埼玉県の中央部はまだまだ武蔵野の雑木林や畑が残っていて、今は秋真っ盛り。休みの日に、家族とふらっと歩きに行くのですが、農家の庭や畑に柿の実がなっています。昔、ぼくのうちにも、柿の木はたくさんあって、庭が汚れるので父が切ってほかの木と植え替えていたのを思い出す。しかし、秋の風景で一番好きなのは、青空のなかの柿がたくさんなっている風景。ほんとうに「秋だなあ」と思う。日本の季節で一番の時期。

         

        10月27日は、さいたまユースのサッカー教室の第1回でした。3人の青年はコーチ。学生時代からサッカーをやっていて、一人は大学ではサッカー部のキャプテンで大宮アルディージャのユースの選手だった若者。

         

        27日には、さいたま市のある区の小学校で開催されたが、校長先生にキックオフをしていただき、30人を超える子どもたちの参加で大盛り上がりだった。

         

        この地域は、アジアの様々な国からやってきた外国人の家庭も多く、週刊や食生活も多様。サッカーや塾など日本の多くの子どもたちが経験していることをできない子どもたちが多いことも事実で、私たちの団体と学校が何回か話し合った結果、こんな事業を始めた。

         

        コーチは、20代前半の若者だが、子どもたちに対する対応がうまい。すぐ教師になれる。この活動も、なにより、コーチになった若者たちがいなければできなかったし、校長さんの理解、地域の自治会長さんの理解など、いくつかの偶然とスクールソーシャルワーカーなどの存在がなければできなかった活動だ。

         

        サッカーボールをけっている子どもたちの表情、それを見つめる親たち(多くは母子世帯だが・・・)の明るい笑顔が僕たち応援団にとっては何よりだった。

         

        11時半までサッカーをやった後、みんなで牛丼をほおばって、この日のイベントは終了。毎月1回だが、続けることが成果。次は11月10日、同じ場所で行う。

         

            さいたまユースの活動(ボランティア・ご寄付など)は https://saitamayouthnet.org/ へどうぞ。

         

        posted by: あおちゃん | - | 14:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        耕運機がやってきた
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          ここはさいたま市見沼区のユースの畑。全部で4000平米あるが、今まではこれだけの畑を耕すだけで、数日かかっていた。これからは、耕運機がやってきた、というより購入したのだが。

           

          ルームのランチカフェなどで、矢差が役に立つし、若者たちの労働の場として重宝しそう。今は、キャベツはくさいが育ち盛り。今週の金曜日はサツマイモの収穫祭が開催される。たくさんの若者がやってきて、おいも料理や炊き込みご飯をつくるらしい。

           

          もちろん僕もいただきます。

           

                  さいたまユースの活動(ボランティア・ご寄付など)は https://saitamayouthnet.org/ へどうぞ。

           

           

          posted by: あおちゃん | - | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          『前川喜平が教育の中のマイノリティを語る』を読む
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            この本は明石書店から提案されて9月はじめから書店に並んでいる。「前川喜平が語る」となっているが実は前川さんがインタビューをする形式で本は進んでいる。

             

             表紙にあるように高校中退、夜間中学、外国人のこどもの教育、今話題のLGBT、沖縄と日本の教育で今大きな課題になっているもんだいをそれぞれ専門家(長く取り組んでいる)が前川さんと語り合うという本である。

             

             もちろん、ぼくも語りあった一人だが、他の方々はそれぞれの分野で日本でも有数の方々で、実に面白い本になっている。とくに学生や若い教師の方々にはぜひ、読んでほしい1冊になっている。あまり政治的な話はなく、もっぱら教育論。これで現代の教育や学校が抱える問題が学習できるとすれば、かなりお買い得ということになる。

               

             

             

             

            NPO法人さいたまユースサポートネット

             

            posted by: あおちゃん | - | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            ルームの居場所と畑
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               土曜日はボランティアの日、たまり場の会場が工事のために10月から来年の3月まで閉鎖となり、土曜日のたまり場はしばらくの間,場所が変わりました。さいたま市の配慮でルームを土曜日もオープンすることが可能となり、たまり場を利用している若者たちの多くは土曜日にルームを利用できることになった。感謝に耐えない。

               

               13日も会場いっぱいに若者たちがやってきて、交流していた。新しく市内の通信制高校の生徒が母親とやってきて、大学にいきたいが、昼夜逆転で悩んでいる様子だった。最近、ユースに加入したS君からユースの活動やここの利用方法を説明し、その後、ぼくもその17歳の生徒に大学の話やら、どうやって昼夜逆転を解消する課など、お話をした。役に立てばいいが。その後、同年齢の若者と仲良くなれるようにS君から紹介され、二人で話していた。そんな様子が見れてほっとした。

               

               昨日はルームにボランティアに出かけたが、その前にユースの畑の野菜の出来具合を見に行った。

               

               サツマイモが来週にも収穫できそう。キャベツが大切に育てられていて、薬はまったく使っていないのでむしにくわれないか、スタッフが心配していたが、何とか育っていて、中にシンのような玉もできていた。白菜も葉が伸びている。

               

               11月にはたまねぎをたくさん植えることになっていて、今までのような手作業ではとても無理でトラクターの購入も検討している。隣の畑のHさんとスタッフが親しくなって、いろいろ指導を受けながら、野菜作りをしている。次は何を植えようか、だんだん楽しみが大きくなっているみたい。

               

               ルームにはあきバラが咲いている。これも楽しみ。

                     

                         

              NPO法人さいたまユースサポートネット             

              posted by: あおちゃん | - | 11:27 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
              桜木町大運動会
              0

                  昨日は大宮の桜木町の運動会でした。若者自立支援ルームの若者たちがこの運動会に参加するのも5年になります。毎回参加させていただいている。地域の自治会の方々に応援していただいて感謝感謝です。

                 

                 昨日はまさに秋晴れというより暑い日でした。熱中症にならないか、そんな心配をしながらの競技でした。若者たちも出番が次々にあって、休む暇もなく少し疲れたかな。地域の方々とのコラボで十分に楽しめた1日でした。

                 

                 ルームは地域の支えで成り立っています。夕方からは、反省会に若者も二人一緒に参加して、ビールをのみながら地域の方々とお話して終わりました。

                 

                 

                 

                NPO法人さいたまユースサポートネット

                 

                 

                 

                posted by: あおちゃん | - | 12:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                1987、ある闘いの真実 (韓国映画)
                0

                   今、新宿で公開中である。韓国の現代史、市民が自らの力で勝ち取った民主主義をえがいている。

                  何回か前のブログで『タクシー運転手』を紹介した。この映画は1980年の光州事件をえがいたものだ。やはり、自由と民主主義を求める韓国の市民運動をえがいた。

                   

                  ソウルに住む一人の運転手と外国人ジャーナリストを軸に1980年の韓国市民の戦いと当時のチョン・ドファンが率いる軍事政権の市民や学生たちに対する徹底した弾圧、軍は市民に銃弾を発射した、そんな事実をえがいた。映画としてもエンターテインメント性を持つ面白い、つらい映画だった。若者たちが男女の違いなどなく次々に銃弾に倒れていく状況は本当につらい。

                   

                   民主主義や自由はこれほどまでに過酷な戦いを経なければか実現しないのか。現在のムン・ジエイン大統領が昨年の光州事件の追悼式で、自らそのたたかいに参加した一人として涙を流して居たのも当然だろう。

                   

                   『1987年、ある戦いの真実』は1980年の光州事件から7年。光州事件で弾圧を命じたのは、チョン・ドファン(全斗換)だが、1987年にも依然として、韓国の軍事独裁政権の最高権力者、間接選挙で大統領になっていた。韓国の自由を求める民主化運動を弾圧する機関は南営洞にあった警察だったが、そこで1人のソウル大学生が拷問で殺される。

                   

                   死体を親にも見せないで火葬して事件をもみ消そうとする南営洞警察とその所長。認めない検事、それをかぎつけた新聞記者。そして地下にもぐって、抵抗運動を続ける人々、仲間を殺され、戦いの中に参加していく学生たち。

                   

                   この映画の主役は、学生を殺し、民主化運動を圧殺しようとする南営洞警察のパク署長である。キム・ユンソクが演じている。次の写真の中央の人物だ。韓国では著名な演技派の俳優だ。

                   

                   しかし、先の『タクシー運転手』でも感じたが、韓国の現代史はすさまじい。朝鮮半島の分断の中で休戦とはいえ、戦時下で、いつ、38度線をはさんだ南北両軍が戦火を交えるとも限らない中で、「北の共産勢力がを考えれば自由や民主主義などあきらめ、軍の支配下に居たほうが安心だろう」という中でも、市民や学生たちがそれでも自由と民主主義を求めて、命を懸けて戦う姿をえがいた映画。一人の大学生の死が、多くの市民や学生の力で、韓国全土に運動が広がり、チョン・ドファン軍事独裁政権は崩壊する。

                   一人の若者の死を多くの国民が許さない、不正義の上に成り立つ権力を許さないという国民の感情が独裁政権を倒した。

                   

                   沖縄でつい最近、県知事選挙があり、「沖縄にさらに米軍基地を作ることは許さない」という知事が誕生したが、他方は、基地が増えても、金が入って豊かになれば得だろうという、(実際は基地が沖縄の経済にとって大きな負担になっているのはすでに明らかになっている)勢力が敗北した。

                   

                   いつまで、犠牲を沖縄だけに押し付けるのかを怒りを感じながら見ていたが、韓国の人々のたたかいは私たちの国が経験したことのない戦いなのだ。自由と民主主義とは何か、日本社会が韓国社会から学ぶものはあまりに大きい。

                   

                   NPO法人さいたまユースサポートネット

                  posted by: あおちゃん | - | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  前川喜平さんと北星余市高校へ行った・・・
                  0

                                     

                     先週の月火の2日間は北海道の北星余市学園高校を文科省の事務次官をされていた前川喜平さんと訪問しました。来年の2月11日に東京の上北沢タウンホールで北星余市航行の卒業生やPTAの方々と一緒にフォーラムを開く(もちろん北星学園が主催です)のですが、その事前打ち合わせでした。

                     

                     いつもながらですが、PTAの方々や先生方からあたたかい歓迎をいただき、楽しい時間でした。久しぶりでしたが、生徒さんたちとお話しする時間もあり、やはり、日本の学校というと管理と強制がすっと出てきますが、それとは無縁にやっていこうという学校のあり方についていろいろ学ぶことが多い2日間でした。

                     

                    前川さんも生徒の話を興味深そうに聞いておられました。

                     

                     生徒たちのほとんどは、中学や高校で不登校の経験を持っていますが、この学校のフラットな人間関係野中で人の温かさや人間手まんざらでもないことを学んでいくんだろうと思います。

                     

                     学びは本当は競争でも強制でも内のですが、競争が働かなければ「習得」できないと、多くの日本人、特に学校関係者は思っているんですね。実は競争がないほうが、研究や学びにはずっといいのですが。

                     

                                                

                     

                          

                     余市川には鮭が遡上し、最後の命を振り絞って子孫を残すがんばりをしています。写真では見えづらいのですが、この川の中にはたくさんの鮭が川上に向かって上っていました。

                     

                    帰りの小樽から札幌に向かう電車の中から石狩湾を取ったものです。この日はいい天気で風は涼しいのですが、天気のよさで寒さは感じませんでした。

                     

                    posted by: あおちゃん | - | 16:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    レバノン映画「判決、二つの希望」
                    0

                                                                         

                       

                      今、シリアの内戦で繰り返し悲劇が繰り返されているのは多くの人は知っている。同時に、リビアやイエメンでも戦争は終わりそうもない。

                       

                       1980年代に、同じ中東のレバノンでもキリスト教民兵とイスラム教徒を中心とするパレスチナ難民の民兵との間で激しい戦闘があった。もちろん、背景には、イスラエルによるヨルダン川西岸の占領で多くのパレスチナ人が難民となり、ヨルダンやレバノンに移住した(逃げた)という背景がある。

                       

                       背景は何であれ、結果として激しく、殺し合った歴史を持てば、その犯罪性が正当に評価され、互いの憎悪感情の回復にまでされていなければ、その記憶は癒されることもなく、30年経っても、憎しみや記憶は、「かさぶた」のように、何かのきっかけで、再び、表面化する。   当事者でもあり、そんな事実を描いたレバノン人監督やレバノン人、パレスチナ人俳優が登場する傑作である。              

                       

                                     

                      対立は二人の男の口論という些細なことから始まった。ただ、一人はマロン派キリスト教徒のトニー、相手はイスラム教徒のパレスチナ人難民である配管工のヤセル。互いに、1975年から1990年まで続いたレバノン内戦の当事者だった。

                       

                      ところがマロン派キリスト教徒のトニーも生まれた地域は、ある戦闘集団に多くの住民が殺害され、父親に抱かれて逃げた体験を持っている。しかし、この事件を起こしたのはだれか、いまだにわからない(というより、この国では過去の内戦についてはすべて責任を問わないことになっている)。これだけ多くの人々を巻き込んだ殺戮で、事項者や責任を追及することが困難になっている。

                       

                      責任を問わないことがどのような社会を生んでいるか、何かあると、再び、かさぶたがはげるように、血が噴き出すのである。

                       

                      もう一人のパレスチナ人ヤセルは、イスラエルによって生まれたふるさとを追われ、家族もバラバラになって、ヨルダンへ、そこも追われ、ベイルートの難民キャンプに暮らすが、仕事すらなく、不法就労扱いを受ける難民である。パレスチナに暮らしていた時代は大学で専門教育を受け、将来を期待されていた。

                       

                      1982年にはイスラエル軍もレバノンに侵攻し、イスラエル軍に応援されたマロン派民兵がパレスチナ人難民を数千人虐殺するという事件も起きている。

                       

                      はじめは、「くず野郎」というパレスチナ人配管工ヤセルの些細な言葉が、次のキリスト教徒のトニーの投げつけた言葉は、「シャロンに殺されていればいい」 だった。1982年の軍事作戦を指揮したのは当時、イスラエル国防相のアリエル・シャロンである。

                       

                      この二人の些細な口論が、弁護士の対立をあおるような法廷戦術や法廷内の争いにとどまらず、大々的なメディアの報道によって、レバノンを揺るがす対立に発展するのである。

                       

                      この映画がなぜ、これほど世界中で評価されたのか。(ベネチア映画祭で最優秀外国語映画賞にノミネートされ、パレスチナ難民を演じたカメル・エル=パシャは最優秀男優賞を受賞した。カメルはパレスチナ出身の難民である。)

                       

                      人間の憎悪はどんなに深くても、謝罪を繰り返すことで、互いの寛容さにまで至るのか、その人間の営みを描いている。対立をあおる政治家やメディア、どうすれば人間は寛容になれるのか、そんな苦しみや悲しさを交え、描いた優れた、しかも面白い、ワクワクしながら2時間があっという間に過ぎていくそんなレバノンの映画だった。多くの死と迫害と不寛容を経験した人たちだからこそ、これほどの寛容を描けたのか。

                       

                      posted by: あおちゃん | - | 13:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |